腱板断裂とは

症状の概要

腱板断裂が生じていると、肩関節の重要なインナーマッスルの断裂が原因で、腕を動かす際(特に上げたり下ろしたりする動作)に痛みを感じます。加齢により腱板が摩耗し、転倒などの軽微な外傷が加わることで断裂が生じることが多いです。また、物を持ち上げたり、車の後部座席から物を取ったり、犬の散歩中に引っ張られるなどの状況で受傷することもあります。症状が強い場合には、腕を上げることができなくなったり、夜間に痛みで眠れないこともあります。

診断方法

  • 整形外科テスト/理学療法評価:腕を上げることができるか、またその際に痛みがないか、腕を力強く上げることができるかをチェックします。
  • 疑わしい場合は、エコーMRIを用いた検査が必要です。※腱板断裂は五十肩とは異なり、肩が固まることは少なく、痛みを抑えながら反対の手で支えることで腕を上げることが可能なのが特徴です。
  • エコー検査:簡便な腱板の評価が可能です。
  • MRI検査:腱板断裂や関節唇の損傷などを診断するのに非常に有用です。※精密検査が必要な場合は医療機関をご紹介いたします。

治療アプローチ

加齢により腱板が断裂している人は少なくありませんが、日常生活に大きな支障がない場合が多いです。一時的に痛みが出たとしても、痛み管理と使用方法の工夫でうまく対処することが可能です。しかし、腕を過度に使用したり、再び怪我をした場合には状態が悪化することもあるので注意が必要です。

痛みが強い時は、炎症を抑える注射や内服薬を用いて痛みを緩和し、肩周りの筋肉のこわばり予防を含めたリハビリテーションが必要になります。

日常生活やスポーツ活動に支障が出る場合は、手術による治療が必要となることがありますので、必要時は医療機関をご紹介させていただきます。