石灰沈着性腱板炎とは

症状の概要

石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板内に石灰が沈着し、炎症を引き起こす状態を指します。これにより、肩に急激な痛みや慢性的な不快感が生じることがあります。痛みは、特に腕を上げる動作や夜間に横になっている時に悪化することが一般的です。

診断方法

  • 整形外科テスト/理学療法評価:痛みの特徴や活動時の痛みの増減を詳しく調べます。
  • レントゲン検査:腱板内の石灰沈着を確認します。
  • 超音波検査/MRI:必要に応じて超音波検査やMRIが行われることもあります。

病期ごとの症状と治療

  • 急性期:石灰沈着が周囲の組織に炎症を引き起こし、激しい痛みが発生します。この時期の治療には、冷却療法、夜間のポジショニングや生活指導、姿勢の改善が効果的です。炎症症状が強い場合は炎症を抑えるための非ステロイド性抗炎症薬などを使用することがあります。症状が強い場合は医療機関をご紹介します。
  • 慢性期:痛みは比較的軽度ですが、関節の動きが制限されることがあります。慢性期の治療には、物理療法や適切なエクササイズによるリハビリテーションが中心となります。慢性期には、石灰の自然な吸収を促進するために、衝撃波療法が有効な場合があります。